高島郡の工芸家ら工房開放 愛好家ら作品鑑賞楽しむ
2004年5月7日
 滋賀県高島郡内のガラス工芸や木工などの作家が工房を開放して作品を紹介する「湖西手仕事工房めぐり−あけっぴろげ」が、7日から3日間の日程で始まり、京阪神から訪れた工芸愛好家らが工房を巡り個性的な作品の鑑賞を楽しんでいる。

 「工房めぐり」は他府県から高島郡内に移り住んだ作家が、作品の紹介を通じ地元住民と交流を深めようと4年前に始めた。以来、毎年この時期に開いている。今年は新旭、高島、朽木の四町村の陶芸や木工、草木染めの作家13人が工房を開放した。

 初参加の高島町高島、ガラス工芸家若山久男さん(60)は、山間部の古い民家を改装した工房に、細やかな模様を刻んだランプシェードや、あんどんを模した照明器具など約30点と、妻佳代子さん(55)のパッチワーク約60点を展示。宇治市の主婦(54)は「工房で作品を鑑賞すると趣も異なる。ほかの工房を回るのが楽しみ」と話していた。
京都新聞


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