男児が竹馬で流鏑馬を奉納 新旭町・佐々木神社
2004年5月3日
 滋賀県新旭町熊野本の佐々木神社では、木製の馬頭をつけた竹馬で流鏑馬(やぶさめ)を奉納する竹馬祭が行われ、古式にのっとり地元の男児が神社前の馬場を駆け抜けた。

 同祭は、桃山時代から伝わるとされ、15歳ぐらいまでの男児が五穀豊じょうなどを願って奉納する。同神社の氏子の今市地区と、近くの若宮八幡社の氏子の辻沢地区が伝承しており、辻沢は5日に行う。

 この日は、紺のかすりの着物に陣がさ姿の2−14歳の子ども12人が竹馬にまたがり、「ヨーイサアー」のかけ声をかけながら今市会議所前から佐々木神社まで約200メートルを練り歩いた。本殿に参拝後、流鏑馬装束の湖西中2年の桑原雄介君(13)が3本の矢を的に放ちながら約100メートルの馬場を3度往復し、他の子どもも後に続いて走った。
京都新聞


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