山菜摘み専門農園が開園へ 朽木村・滋賀県内で初
2004年4月21日
 滋賀県内で初の山菜摘み専門農園「体験・山菜摘み農園じゅうべえ」が24日、朽木村桑原に開園する。山菜摘みに来た人が個人所有の山野や畑に無断で入るなど住民とのトラブルも絶えないため、解決策を兼ねた試み。山菜摘みを楽しんでもらいながら、山里で暮らす住民への理解も深めてもらう。

 同村観光協会によると、1部の心ない人が畑で栽培する山菜を勝手に持ち去るなど被害が絶えない。地元住民は看板などで畑に入らないよう呼びかけているが、グループで来て根こそぎ持ち帰ることもあるという。このため、地元の主婦西澤恵美子さん(53)が、地域に点在する休耕田など約60アールと所有林約100アールを利用し、県の補助を受けて山菜取り専門の農園を開設することにした。

 4月から11月までの開園中、ウドやヤマブキなど約20種の摘み取りが楽しめ、調理法も指導する。利用料などの問い合わせは、同農園Tel:0740(38)5377。
京都新聞


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