ザゼンソウの人工培養に挑戦 中学生が育った苗を定植
2004年3月6日
 ザゼンソウの人工培養に取り組んでいた今津中の生徒が6日、約5センチに育った苗計30株を滋賀県今津町藺生の西江寺裏の沢と、同町酒波の酒波寺裏の木の葉池に定植した。

 今津町は、ザゼンソウ自生地の南限。一昨年、群生地で案内ボランティアをした生徒が、人工培養を学校に申し入れて実現。昨年10月に県農業総合センターの指導で、段ボール箱の手作り無菌箱で培養を試みた。

 ザゼンソウは定着率が低く、生育しても花を咲かせるまで6、7年かかるといわれる。参加した生徒8人はスコップで水際の土を掘り、苗を痛めないよう気遣いながら1株ずつ植え付けた。生徒は「無事に育ってほしい」「花が咲くころに見に来たい」などと話していた。
京都新聞


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