比叡山頂で自然と歴史イベント 4月 天台宗開宗1200年で
2004年2月27日
 天台宗や延暦寺、日本ウオーキング協会などは4月25日、大津市の比叡山上一帯で、歩行者天国にしたドライブウエイの散策や記念植樹などを通して、自然や歴史に親しむイベント「グリーン・ウオーターエイド&ウオークイン比叡」を開く。

 2年後の天台宗開宗1200年に向けた記念事業で、初めて企画した。午前9時半から午後3時まで、奥比叡ドライブウエイの東塔と横川の間、約6キロを歩行者天国にして新緑の中を散策する。

 水の循環を実感しようと、参加者に鴨川や琵琶湖の水の持参を呼びかけ、草木に注いでもらう。峰道レストラン付近では、事前申し込み制で記念植樹を行い、歌手の水前寺清子さん出演のカラオケイベントもある。

 また、自然や環境問題などのガイドにあたるボランティア団体の参加を受け付けている。参加者は延暦寺の諸堂の拝観が無料になる。

 実行委員長の森定慈芳・延暦寺執行は「比叡山の緑や空気に触れることで、人間が自然に生かされていることを感じてほしい」と話している。

 荒天でない限り、雨天決行。問い合わせは延暦寺内の事務局Tel:077(578)0001へ。
京都新聞


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