ザゼンソウが咲き始めた滋賀県今津町弘川の群生地で11日、「ザゼンソウまつり」が開かれ、県内外から約2600人が訪れた。
ザゼンソウは、僧が座禅をする姿に似ていることから、その名がついた。例年、開花期に大勢の見物客が訪れるため、都市と地域の住民が交流をする場にしようと町観光協会が初めて企画。今津中文化サークルの生徒や、いまづ自然観察クラブのメンバーらが案内役などをした。
この日は好天にも恵まれ、家族連れらが群生地の湿地に設けられた桟橋を渡りながら、ザゼンソウの花芽を見物。だ円形の黄色い花のをのぞかせる花芽の前では、アマチュアカメラマンらが盛んにシャッターを切っていた。
まつり会場では、地元商店の特産品販売などもあり、来場者は湯気を上げるサービスのぜんざいで、冷えた体を温めていた。 |