ザゼンソウに春見つけた 来月11日、群生地で初のまつり
2004年1月19日
 今津町観光協会はザゼンソウが見ごろを迎える2月11日、同町弘川の群生地周辺で初の「ざぜん草まつり」を開く。2〜3月の開花期に訪れる観光客が年々増えており、まつりでさらに人気アップを図る。

 群生地は1981年、地元の今津中学生が発見した。86年に当時の環境庁が特定植物群落に指定。県も89年に緑地環境保全地域に指定し、周辺を買い上げて保全してきた。国内自生地の南限とされ、関西を中心に観光客が増え続け、昨年は約1万5000人が訪れた。

 まつり会場は群生地から約200メートル南の国道303号沿い空き地。ザゼンソウのミニボトル、座禅草最中など特産品の販売コーナーや箱館そばの立ち食いコーナーのほか、ぜんざいの無料サービス、でっちようかんの試食などがある。群生地では、いまづ自然観察クラブ員の説明でザゼンソウ観察会が随時開かれる。

 また、同日午前10時20分、JR近江今津駅前集合で「ざぜん草ミニウォーク」を開催。琵琶湖周航の歌資料館―今津港―今津ヴォーリズ資料館―阿志都神社―ザゼンソウ群生地の約3・5キロを歩く。参加費200円、定員100人で先着順。申し込みは同観光協会(0740・22・2108)へ。
毎日新聞


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