健康果樹「ボイセンベリー」栽培へ 初夏開業の道の駅の目玉商品に−−安曇川町
2004年1月15日
 欧米で健康果樹として人気が高いボイセンベリーを導入し、特産物として育てる計画が安曇川町で進んでいる。同町では06年初夏に開業予定の道の駅「あどがわ」の目玉商品として期待している。

 ボイセンベリーはベリーフルーツの一種で、果実はイチゴ大。熟すと黒紫色になり、酸味の強い甘さが特徴。米国原産で、現在はニュージーランドが最大の生産国。ブルーベリーの6倍の抗酸化能成分があり、葉酸とアントシアニンの含有量が際だって多い。

 安曇川町では道の駅の整備に向け、新たな特産品を模索。欧米で食品として親しまれているのに、国内ではほとんど栽培されていないボイセンベリーに注目した。昨年10月、町と町商工会、農業生産者らで「安曇川町アドベリー生産協議会」(梅村勝久会長)を設立して準備を進めてきた。昨年末にはニュージーランドボイセンベリー協会に苗の供給と栽培技術の指導を要請し了解を得た。

 計画では今年、100株を輸入し、05年冬から8ヘクタール程度に増やして本格栽培する。06年夏には100トンほどの生産を見込み、ジャムやジュースに加工したり、アイスクリーム、ヨーグルト、ケーキ、パンなどの材料として活用する。このほど冷凍果実を取り寄せ、これらを試作したところ、味は良く、商品化のめどがついたという。
毎日新聞


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