安曇川町で「平和のための美術展・戦争展」 イラク取材の写真などを展示
2003年12月18日
 イラク戦争で負傷した子どものパネル写真などを展示した「平和のための美術展・戦争展」(あいば野平和運動連絡会と同展実行委主催)が17日、安曇川町田中の藤樹の里ふれあいセンターで始まった。陸自饗庭野演習場がある高島郡から平和の声を発信しようと昨年企画され、今年で2回目。

 パネル展は、98年からイラクで子どもの取材を続けているフォトジャーナリストの森住卓さんの作品22点の「イラクの子どもたち」など、3部構成。森住さんの作品は、市街地や砂漠に転がる劣化ウラン弾の破片、空爆で大けがをした子どもなどの様子から戦争の最大の被害者は子どもだと訴えている。また「原爆と人間」では被爆直後の広島、長崎の凄惨な状況を写真や絵で紹介している。

 21日まで。20、21両日は、同郡内の住民が寄せた戦争の遺品や写真、手紙、同展の趣旨に賛同した美術家らの絵画、書、絵手紙などを展示。実行委は「出品点数は昨年より増えている。1人でも多くの人に見てほしい」としている。問い合わせは同実行委の熊谷直道さん(0740・32・0776)。
毎日新聞


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