歴史と地域の変遷CD−ROMに マキノ北小 創立130周年記念
2003年11月25日
 マキノ北小(滋賀県マキノ町)で、学校の歴史と地域の変遷などを収録したCD−ROM「デジタル写真館−記憶の中の学校」がこのほど完成した。創立130周年記念事業の一環で、30日の記念式典で披露する。

 同小は1873年5月、県第40小学校として開校。その後、要道学校、簡易科鞆結小学校、剣熊尋常小などと変遷、町村合併に伴い1955年にマキノ北小となった。

 CD−ROM「デジタル写真館」は、同窓生や教諭らでつくる実行委員会(新田龍誠会長)が後世に記録を残そうと六自治会の協力を得て資料提供を呼びかけ製作した。

 学校や家庭に保存されていた1907年以降の卒業写真や教科書、地域の回覧板、古い写真など約650点を収録。中には、第2次世界大戦後に卒業生の背景にある日本の国旗を墨で塗りつぶした写真や農閑期にわら草履や縄を編む農家の写真などがある。

 30日の記念式典は住民や卒業生、転出者らを対象に開き、「デジタル写真館」の上映や児童の合奏、今昔交流会を行う。また、29日から12月2日まで、体育館では資料の一部や同写真館を抜粋したパネル展も開く。
京都新聞


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