安曇川に介護タクシー誕生 湖西地域で初
2003年11月19日
 滋賀県安曇川町末広、ひまわり居宅介護サービス事業所はこのほど、介護タクシーの運用を始めた。湖西地域で初めてで、車いすの利用者なら誰でも利用でき、通院や買い物などでの活用を呼びかけている。

 介護タクシーは、介護サービスで実施していたヘルパーによる車での送迎を含む身体介助が、国土交通省から道路運送法上問題があると指摘を受け、介護保険制度の改正で移送サービスが別枠となり、営業許可が必要となった。

 同事業所は、2種運転免許とホームヘルパー2級の資格を持つ職員を置き、リフト付きワゴン車をタクシー仕様に改造して許可を取得した。車いすと寝台車の利用者に限定している。

 利用料は、初乗りが通常の小型タクシーより70円低い540円、走行距離料金も同47メートル長い354メートルごとに80円加算される。

 戸井惠子社長は、介護認定者すべてが利用できないことに、「制度上の問題で、やむを得ない」としながらも、「外出の手段として活用してもらえるよう努力したい」と話している。
京都新聞


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