雑木林保護へ市民ら交流 マキノ高原で全国会議
2003年10月4日
 里山や雑木林の保護活動に取り組む国内各地の市民らが交流する「全国雑木林会議」が4日、滋賀県マキノ町牧野のマキノ高原を主会場に開かれ、約130人が10のテーマの分科会に別れて交流した。

 同会議は年1回の情報交換と交流の場で、京滋での開催は初めて。11回目の今回は「里山から生まれるもの−水はめぐる森と湖」がテーマ。初日の3日は雑木林体験ツアーを行った。

 この日の分科会のテーマは「マキノのキノコを観察しよう」や「市民参加で雑木林の多面的利用」など。「森からもらう音景色」の分科会では、10人がマキノ高原の雑木林に入って落ち葉の上を歩いたり、心と体の緊張を解きほぐして、木々のざわめきや林を抜ける風など自然が奏でる音を体感した。

 最終日の5日は、同高原内のハイランドアリーナを主会場に、各分科会の報告や里山シンポジウムなどの全体会と、パネル展示や音楽会などの森の文化祭を行う。入場無料。
京都新聞


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