十六夜の月の浜辺で 12日、堅田でシンポ
2003年9月 4日
 俳人松尾芭蕉が堅田で開いた十六夜(いざよい)の句会にあわせ、滋賀県大津市堅田地域の歴史や文化を見直す催し「月見酒・ほろよいシンポジウム」が12日夜、本堅田1丁目の琵琶湖岸で開かれる。

 シンポジウムは、まちづくり団体「湖族の郷」が琵琶湖の水質など生活に密着した問題を楽しく語り合おうと毎年秋の十六夜に行っている。
 昨年までは研究者らの講演を行ってきたが、今年は、湖族の郷が8月に上演し好評を博した創作劇「堅田輝き物語」を再演する。物語は茶店を舞台に男女4人の掛け合いで堅田ゆかりの人物を楽しく紹介する。

 また、芭蕉が1691年秋の堅田の句会で世話になった門人にあてた手紙「十六夜之弁」を本福寺(本堅田1丁目)住持で郷長を務める三上明暢氏が琴の演奏に乗せて朗詠する。このほか京都の民俗芸能グループも出演する。

 開演は午後7時。参加費は飲み物代込みで1人1000円。
京都新聞


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