安曇川人工河川で卵抱いた親アユ放流 産卵後、約2週間でふ化
2003年8月23日
 安曇川町北舟木の安曇川人工河川(長さ653メートル、幅7・3メートル)で22日、卵を抱いた親アユの放流が始まった。3〜4日後に川床の小石に産卵、約2週間でふ化して体長5ミリほどの稚魚が琵琶湖へ旅立つ。

 人工河川は湖産アユの資源安定のため、県が81年に安曇川沿いとびわ町の姉川沿いの2カ所に設置。琵琶湖からくみ上げた水を水路に流している。9月中下旬からは、そ上してくる天然アユの産卵場にもなる。放流事業は県の委託で県水産振興協会が実施している。

 人工河川にはこの日、安曇川町内の業者が春から養殖してきた体長20センチ前後の親アユ3トンが運ばれ、トラックの水槽から次々水路に放流された。9月中旬までに約10トン(約30万匹)を放流する予定。
毎日新聞


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