昭和初期から40年代の町の写真 今津 デジタル化で保存
2003年7月11日
 滋賀県の今津町教委は約10年かけて行った町史編さん事業で、町内で見つかった写真を永久保存するため1部をデータベース化。来春までに、「地域文化デジタル博物館」として町のホームページ(HP)で公開する。町教委郷土資料係は「貴重な資料を恒久保存し、家庭で手軽に歴史に親しんでもらえれば」と話している。

 町史編さん事業は1994年度に始まり、6月に終えた。この間、町教委は、ガラス乾板約1万5000枚を含む約6万枚の写真資料を収集した。本年度は580万円をかけてデータベース化し、HPで公開する。

 公開を予定しているのは、昭和初期から昭和40年代に撮影された写真。町中心部の商店街・辻川通りや廃線となった江若鉄道の旧今津駅舎のほか、現在はなくなった高島高前の桜並木、湖岸の風景写真など約1000枚。また、21年前に録音した「高島音頭」や「地引き網歌」など、町に伝わる歌計5曲の音声と、町内の「川上祭」「シイラ祭」「弘川祭」の映像も公開する。
京都新聞


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