ヒツジグサ花ひらく 「琵琶湖周航の歌」誕生85周年展会場の今津町で
2003年6月10日
 「琵琶湖周航の歌」誕生85周年記念特別展を開催中の今津町の今津東コミュニティセンター前庭で、プランターなどに植えられた同展ゆかりのヒツジグサが、かれんな白い花を咲かせ始めた。

 特別展は「千秋と太郎の出会いの日」というタイトル。周航の歌の作詞者、小口太郎氏とメロディーの原曲「ひつじぐさ」の作曲者、吉田千秋氏の愛用の楽器などを展示している。

 原曲の主題がヒツジグサで、作詞者の小口氏も琵琶湖周航中に出会ったヒツジグサのことをはがきに書き残すなど、周航の歌とヒツジグサが深いかかわりがあることから、同町は5年ほど前から町を挙げてヒツジグサを増やす取り組みを進めてきた。栽培場所も、運動の中心グループ「環境を守るいまづの会」(松見茂会長、40人)の会員宅や公共施設など、約50カ所に増えた。

 プランターは同会会員が特別展を盛り上げようと持ち寄った。名前の由来となった未(ひつじ)の刻(午後2時ごろ)が近づくと開花し、夕方しぼむ。特別展会期の29日まで展示される。
毎日新聞


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