藤樹にまつわる施設を紹介  書院跡に総合案内書を建設
2003年4月29日

 滋賀県安曇川町は、国の史跡・藤樹書院跡=同町上小川=南の隣接地に、周辺に点在する中江藤樹にまつわる施設の総合案内所を建設する。日本陽明学の祖の生まれ故郷を積極的なPRの拠点にしたい考え。

 計画によると、案内所は木造平屋建て約140平方メートル。

 上小川地区には、藤樹が村人に陽明学を広めた講堂の書院のほか、藤樹の遺品や文書を集めた記念館や藤樹神社、藤樹の墓などが点在しており、総合的な案内所が望まれていた。また、現在、地元の有志8人が年中無休で書院の番をしており、藤樹ガイドと位置づけて、有志の詰め所にも利用する予定。

 6月中に着工、来年4月の開所を目指す。事業費は約4500万円。

京都新聞


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