「龍組曳山」修復終え披露 高島・日吉神社、大溝祭で巡行
2003年3月30日
 滋賀県高島町勝野の日吉神社の例祭「大溝祭」(滋賀県選択無形民俗文化財)で巡行する曳山の一つ「龍(りょう)組曳(ひき)山」が修復を終え、30日、地元住民に披露された。

 同祭は、17世紀前半に分部光信が大溝城城主となって始まった。5月3日に宵宮、4日に本祭があり、龍、宝、湊、勇、巴の5基の曳山が子どもらの囃子(はやし)方を乗せて町内を巡行する。

 龍組曳山は土台や柱の痛みが激しく、囃子方を乗せて巡行すると傾くこともあったため、地元の保存会が改修を安曇川町内の宮大工に依頼。ヒノキとニホンザクラを使って巡行に耐えられるようにした。保存会長の前川源一さん(67)は「先輩から引き継いだ町の財産。孫の代まで大切に伝承したい」と話していた。
京都新聞


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