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白鬚神社避けトンネル化案も 滋賀の国道161号拡幅
2018年1月1日
 国土交通省は1日までに、国道161号線の滋賀県大津、高島市境で進めている「小松拡幅事業」について、トンネル化を含むルート変更の検討に入った。拡幅区間にある白鬚(しらひげ)神社付近(高島市鵜川)は琵琶湖に張り出して4車線化する計画だが、琵琶湖保全の観点から現実的ではないと判断した。防災面や観光面でも拡幅の必要性が指摘される中、慢性的な渋滞が課題となっている「湖西のボトルネック」の早期解消に向けてルート見直しを進める。

 小松拡幅事業は大津市北小松から高島市勝野までの計6・5キロ。1970年度に事業化され、県が都市計画決定した。74年に白鬚神社北側、88年に鵜川橋付近が部分的に完了し、現在はJR北小松駅周辺で整備が進められている。

 残る鵜川橋付近−白鬚神社間の2・1キロは、琵琶湖岸に張り出す形で現道を広げる計画だが、「琵琶湖保全再生法が施行される中、環境や景観の保全を図る上で琵琶湖の埋め立ては現実的でない」(県幹部)との声が根強かった。

 文化庁の日本遺産の一部に認定されている白鬚神社周辺は、週末を中心に高島市を訪れた観光客らによる渋滞が発生する。自転車で琵琶湖を一周する「ビワイチ」でも、道幅の狭さや交通量の多さから「最大の難所」と呼ばれている。福井県内の原発事故に備えた避難経路にも設定されており、安全性確保のため早期整備を望む声が出ていた。

 ルート変更では、神社前を避けた山手にバイパスをトンネルで通す案が有力視されている。地元関係者は「トンネル化した上で、神社前の現道を観光客や自転車に優しい道として活用できれば」と話している。

 国交省滋賀国道事務所は「現行の計画ルートの課題は認識している。それにどう対応するか県とともに検討している」としている。
京都新聞


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