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メタセコイア並木、滋賀・高島市が周辺整備へ 観光客急増受け
2017年3月10日
 滋賀県高島市は10日、観光スポットとして人気が急上昇する一方で、路上駐車や交通渋滞が目立つメタセコイア並木(同市マキノ町)の周辺整備に向けた基本構想を策定していることを明らかにした。市議会3月定例会の一般質問で答弁した。

 メタセコイア並木の周辺には、少なくとも年間約13万人の観光客が訪れている。昨年12月のピーク時には約2キロの渋滞が発生した。並木近くの農業公園マキノピックランドやマキノ高原が臨時駐車場を設けたり、交通誘導員を配置したりするなど、混雑緩和に力を入れるが、今後さらなる観光客の増加が見込まれ、地域への影響も懸念される。

 基本構想は、観光客の受け皿づくりと満足度アップを狙いとし、老朽化するマキノピックランドのリニューアルなどが中心となる。早ければ2018年度にも着工する見通しという。

 渋滞対策については本年度予算で約190万円を計上しており、国道161号から並木に至る経路上に案内誘導看板3カ所と駐車場誘導サイン2カ所を3月末までに設置する。市土木上下水道部は「路上駐車は前年より減少し、一定の効果はあった」と強調し、「来訪者のマナー向上を呼びかけ、関係機関や関係団体との調整を図る」とした。

 また、市議が「歩行者天国も検討してはどうか」と質問したのに対し、市商工観光部は「今後の検討課題としたい」と述べた。

 市では、国や県、関係機関との協力が不可欠としており、本年度中に基本構想をまとめたい考えだ。
京都新聞


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