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美しい棚田の景観、次世代へ 滋賀・高島、オーナー募集
2017年2月20日
 琵琶湖と比良山系に挟まれる「鵜川の棚田」(滋賀県高島市鵜川)の景観を守ろうと、地域住民が「棚田オーナー」を募っている。石積みのみごとな風景が広がるが、地域の高齢化が著しく耕作放棄地が増えているという。地元の力だけでは限界があり、市内外の人たちの協力を得て棚田の復活を図りたい考えだ。

 鵜川地区では10年ほど前から棚田の荒廃が目立ち、現在は約40ヘクタールのうち半分が耕作放棄地になっている。昨年2月、危機感を抱いた住民17人が「鵜川棚田保存会」を結成し、保全対策の第1弾としてオーナー事業を始めたところ、京阪神地域から約130人の参加があった。今後も定着させたいという。日常の世話は保存会が受け持ち交流を重視する。

 山田善嗣会長(61)は「湖を見下ろせる棚田は全国でも珍しい。先人から受け継いだ財産を何とか守り、次世代に引き継ぎたい」と話す。1区画(100平方メートル)が年間3万円。田植えと稲刈りのイベントに参加できるほか、収穫米約40キロなどの特典がある。28日まで。うかわファームマートTEL0740(36)1443へ。
京都新聞


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