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<ヒツジグサ>周航の歌100周年へ、増やせ 曲ゆかりの小型スイレン、市民が株分け作業
2016年7月31日
 来年の琵琶湖周航の歌誕生100周年を盛り上げようと、発祥の地、高島市今津町の住民約10人が30日、曲ゆかりの小型スイレン、ヒツジグサを増やす株分け作業をJR近江今津駅前広場で行なった。

 周航の歌は1917年6月、旧制第三高等学校水上部(現・京大ボート部)の小口太郎が今津で仲間に披露した詩が、学生の間で流行していた吉田千秋作曲の「ひつじぐさ」に合わせて歌い出され、広まった。

 ヒツジグサは水のきれいな自然豊かな土地にしか残っていないという。市民でつくる「環境を守るいまづの会」(松見茂会長)が地元の陸上自衛隊饗庭野(あいばの)演習場内の湿地から許可を得て採取し、株分けして増やしてきた。この日、同会のメンバーは株分け用に育てたヒツジグサを、直径約32センチのプラスチック製水鉢25個に土を入れて水を張り、移植した。定着してから市内各所に配る考えだ。

 同会のヒツジグサ部長、澤田清さん(87)は「100周年記念に駅前の花壇の一部をヒツジグサの池にしてはと市に提案した」と話し、市に前向きな対応を求めていた。
毎日新聞


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