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江戸時代の高島、古文書で紹介 滋賀・マキノ資料館
2016年1月13日
 滋賀県高島市マキノ町蛭口のマキノ資料館で、企画展「古文書に見る高島市の歴史」が開かれている。市内で活動する古文書クラブが解読した地域の古文書4点を紹介しているほか、関連する写真や資料も展示している。

 各クラブが1年間に解読した成果を披露するため、毎年開いている。

 江戸時代、今津町川上庄内の8村でつくる「川登(かわのぼり)組」と角川村の間で繰り返された荒谷山の境界をめぐる争論の1802(享和2)年の訴状や、新旭町饗庭旧日爪村・慈恩寺の由来をめぐり、隣接の旧岡村・覚伝寺との間で争った1773(安永2)年ごろの訴状、1724(享保9)年のマキノ町知内村の農業や山、川、寺社などの明細を記した文書など。原典の写真と活字、現代語訳を合わせ展示している。裁判が行われた京都の奉行所の現在地や慈恩寺の仏像の写真も展示している。

 同市教委は「高島市にはまだ知られていない古文書があり、各地域で精力的に解読されている様子を見てほしい」と話している。

 31日まで。月、火曜、祝日休館。同資料館TEL0740(27)1484。
京都新聞


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