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「琵琶湖周航の歌」伝承する会設立 誕生百周年向け高島の有志
2015年6月19日
 2017年の「琵琶湖周航の歌」の誕生100周年に向け、歌詞が生まれた高島市で有志が「琵琶湖周航の歌を伝承する会」を設立した。「若い世代にも歌い継がれるよう、歌のすばらしさを市内外に改めて広めていきたい」とし、28日には京都大ボート部OBの佐藤茂雄・大阪商工会議所会頭の講演会を今津町で開く。

 会は今津町の住民ら約30人で立ち上げた。本年度から「周航の歌誕生のまち」と、2年後の100周年をアピールするポスターを制作して市内に掲示するほか、地元の中学生に歌について知ってもらう講演会の開催を計画している。

 今年は原曲の「ひつじぐさ」が生まれて100周年に当たり、作曲者の吉田千秋の出身地である新潟市で7月中旬に開かれる記念行事に同会のメンバーが参加し、交流を深める。同会は高島市内の自治会や事業所と連携し、市内各所でヒツジグサを増やす活動などの構想も練る。

 会長を務める歯科医の弘部健次さん(66)は「国民の愛唱歌として、次の100年にも親しまれる取り組みを進めたい」と話す。事務局長で市職員の桂田立穂さん(55)も「歌は琵琶湖の環境を守るシンボル。今の子どもたちにもふるさとの歌として受け継いでもらえるようにしたい」と抱負を語る。

 講演会は午後3時15分から今津東コミュニティセンターで開催。佐藤さんが周航の歌への思いなどを語る。無料。問い合わせは琵琶湖周航の歌資料館TEL0740(22)2108。
京都新聞


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