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脊髄損傷、治療支援でランニング 滋賀・高島、5月に大会
2015年2月26日
 脊髄損傷を治療する研究への寄付を目的とした世界規模のランニング大会「ウィングス・フォー・ライフ・ワールドラン」が、5月3日に滋賀県高島市で開かれる。市内を縦断する100キロのコースを設け、33カ国・地域の35会場で同時にスタートする。日本では初開催で、主催者は「脊髄を損傷した人たちが再び歩けるようになるため、日本でも多くの人に参加してほしい」と呼びかけている。

 オーストリアの非営利団体「ウィングス・フォー・ライフ財団」が昨年5月、米国や英国、南アフリカなど32カ国・地域の34会場で初めて開催。「走れない人たちのために走る」をスローガンに計約3万5千人が参加した。治療法研究の資金助成として、参加費の全額が財団に贈られた。世界では交通事故などで約300万人が脊髄損傷で苦しんでいるとされ、現在も有効な治療法はないという。

 各会場では100キロのコースを設け、スタートから30分後に「キャッチャーカー」と呼ばれる車がランナーの追走を開始。車に追い抜かれた時点でレースが終了し、最後まで走り続けた人が男女別で世界チャンピオンとなる。前回の最長距離はエチオピアの男性の78・58キロだった。

 単独の市町村でコースが確保でき、トンネルや踏切がないことなどを条件に全国各地で会場を探した結果、高島市が合致した。主催者側が市に開催を申し出たところ、市も大会の目的に共感し、「高島を世界に発信でき、まちおこしにもつながる」と快諾した。

 高島市では日本時間の午後8時に今津町の今津総合運動公園をスタート。マキノ町まで北上した後、琵琶湖沿いの湖周道路を通って旧高島町まで南下し、湖周道路を経て総合運動公園に戻るコースを予定する。

 定員3千人で先着順。車いすの人も出場できる。参加費5千円。4月26日までに大会の公式ホームページhttp://www.wingsforlifeworldrun.comで申し込む。
京都新聞


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