お金をまいて厄よけを行う「八幡社厄神祭(やくがみさい)」が18日、滋賀県高島市朽木中牧の大宮神社であった。子どもらは雪の中で歓声を上げながら、硬貨や菓子を拾い集めた。
新春の伝統行事で、厄年にお金をまくと、多くの人々に厄を分かちあってもらえるなどの意味があるという。
雪が積もった境内では、氏子の地元住民や、厄神祭に合わせて里帰りした人など約60人が集合。本厄とその前後の厄年を迎える人の家族ら男女計約15人がお金をまいた。
八幡社の前で10円や100円などの硬貨が次々に放り投げられると、小学生らは「こっち、こっち」と大きな声を上げながら、雪の上に散らばった硬貨やあめなどの菓子を素早く拾い、袋に入れていた。千円札が入った封筒も投げられ、跳び上がって見事につかみ取った子どもの姿も見られた。 |