滋賀県高島市のNPO法人「たかしまプロデュース」が、高島を題材にした映画を市民の手で制作しようと呼び掛けを始めた。まずは台本からと、共同執筆者を募っている。
法人代表理事の藤原実さん(48)=同市今津町=と、成安造形大芸術学部で映像を学ぶ川島草太さん(21)=同市マキノ町=が構想を練っている。
2人は3年前、安曇川高で開かれた演劇祭で知り合った。川島さんは同高の演劇部員で映像を担当し、藤原さんは市の週間ニュースの映像撮影に訪れた。合間に会話を交わすうち「高島の映画を撮りたい」と意気投合。今年、川島さんが映像を学んでいると知った藤原さんが映画の話を持ちかけた。
映画には高島の豊かな自然を採り入れ、台本から出演、撮影、歌まで「オール地元で、市民による手作り」で行うという。10月から台本に着手、12月に制作実行委員会を設置。来年夏完成を目指し、秋以降に順次、市内で上映する計画。
「高島にはたくさんの『宝物』があることを市内外の人に知ってほしい」と藤原さん。高校時代から市内の祭りの映像も撮ってきた川島さんは「高島の魅力を後世に残したい。地域の再発見、活性化にもつながれば」と意欲をみせる。
台本の共同執筆者の募集人数は2〜3人。経験や年齢などは不問だが、高島市在住者に限る。申し込みは15日まで。
問い合わせは藤原さんの携帯電話090(9887)2905。 |