高島市美術協会員の作品を一堂に紹介する協会展が、同市安曇川町の藤樹の里文化芸術会館で開かれている。書、絵画、写真、工芸、立体の5部門で計63点の力作が並ぶ。
春と秋の年2回開催し、67回目。協会には市美術展で特選を5回以上受賞した人が入会でき、現在約100人の会員がいる。
書は、中国の漢詩句や万葉集の和歌、「琵琶湖哀歌」の歌詞などをしたためた作品が並ぶ。絵画は、風景画を中心に、湖北の寺の観音菩薩(ぼさつ)像を描いた大作も。写真は、力士祭りのクライマックスや、海津大崎の桜の花びらが琵琶湖岸に打ち寄せられる情景など、湖西ゆかりの作品が多い。
このほか、せっけんを素材に山のような形を造形し、風景を想像させる立体など、個性豊かな作品が展示されている。
無料。9日まで。 |