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アユ:安曇川人工河川に親魚放流 県、資源確保へ
2012年9月2日
 アユの産卵期を迎え、湖産のアユ資源確保へ養魚場で育てた親魚を高島市の安曇川人工河川に放流する作業が始まっている。数日後に産卵し、10日ほどでふ化。数ミリの赤ちゃんアユが流れに乗って母なる琵琶湖へ戻る。

 天然アユは川をさかのぼって産卵するが、渇水で卵が死ぬことがあり、確実なふ化を図るため県が30年以上前から放流に取り組む。人工河川は安曇川河口付近に設けた長さ653メートル、幅約7メートルのU字型水路。中層湖水をくみ上げ、産卵に適した18度に調整して流れを作っている。

 体長約13センチの親アユは酸素ボンベ付き水槽を積んだトラックから太いホースで水路に放出され=写真、水面を跳ねて元気に泳ぎ出す。今月上旬までに計20万尾を放流し、16億尾のふ化を見込む。長浜市の姉川人工河川には天然アユ8万尾を放流する。
毎日新聞


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