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大溝祭の屋形船、40年ぶり復活 高島で25日
2012年8月11日
 滋賀県高島市勝野、大溝(おおみぞ)祭の曳山(ひきやま)5基の提灯を飾り付けた屋形船を琵琶湖に浮かべる催しが、25日の夏祭りで40年ぶりに復活する。

 夏祭りは、旧高島町域の「たかしま夏まつり」と、青年会議所など全市域の市民団体が企画する「たかしま市民まつり」の共催。

 大溝祭は曳山5基が城下町を巡る5月の例大祭が知られる。夏の屋形船は、琵琶湖の恵みに感謝する県内の「びわ湖まつり」の一環で、戦時中を除き1938〜71年に行われた。夏祭り会場が湖畔から内陸部に移るのに伴い途絶えていた。

 今回、旧高島町が引き継いできた文化を広く知ってもらおうと、屋形船の復活を企画。「龍(りょう)」「湊(みなと)」「巴(ともえ)」「寳(たから)」「勇(いさみ)」の5基の曳山保存会の役員らが実行委員会を作り、準備を進めている。漁船に屋形、提灯を取り付ける。曳山ごとに飾り付けも工夫する。囃子(はやし)も流す。

 25日午後5時に大溝港を出航し、6〜7時ごろ、祭り会場「萩の浜」の琵琶湖に並ぶ。実行委員長で、巴組曳山保存会長の今西仁さん(64)は「昔、提灯が湖に映える姿が幻想的だった。祭り復活を機に、地域に愛着を持ってまちづくりに関わる地域の雰囲気づくりにも生かしたい」と話す。
京都新聞


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