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特産の綿帆布で男のエプロン 高島の男性が考案
2012年7月14日
 桜並木の保全活動や陶芸に取り組む高島市新旭町針江の大石幸夫さん(68)が、特産の綿帆布を使い、男性向けに仕立てたエプロンを考案した。左右に分けた前掛け布が、両脚それぞれに沿うため動きやすく、長さやポケットも工夫した。「綿帆布の新たな使い道になれば」と期待する。

 日曜大工や園芸、陶芸が趣味の大石さんは、一枚布のエプロンは脚にまとわりつき、動きにくいと感じていた。妻の博子さん(68)に仕立てを頼んで試作を重ねた。

 仕上がったのは、腰の位置で左右の布を重ね、裾は両脚に沿う、着物の襟合わせを上下逆にしたような形状。しゃがんだり、陶芸ろくろを脚で挟んだり、大股で歩いても、邪魔にならないよう工夫した。ポケットは、スマートフォンやペットボトル用に大きさを整えた。色は、高島綿帆布の生成りを生かす。

 西部劇の登場人物が身に付ける前掛けに形が似ているため、「ローハイド」と名付けた。意匠・商標登録を出願中。大石さんは「使うほどに、高島綿帆布の丈夫さや味わいが生きてくる。アイデアを、地域の産業や雇用に役立てたい」と話す。問い合わせは大石さんTEL0740(25)5848。
京都新聞


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