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ガラス工芸 個性キラリ  高島の作家夫妻 初の地元二人展
2012年7月1日
 光を閉じ込めるような彫刻で生命を表現する奥島圭二さん(34)と、愛らしいアクセサリーを作る香さん(30)=滋賀県高島市今津町名小路2丁目=のガラス造形作家夫妻が1日から、同町舟橋2丁目のカフェコージーで、地元で初の二人展「初夏の光とガラス展」を開く。約350点が並ぶ。

 圭二さんは2009年秋、生家の離れを改造して工房を構えた。鋳造後に冷ましたガラスを磨き上げ、箱型の作品の中に彫った植物や泡の形、色で「生命」を表現する。ガラスを見るのが昔から好きな香さんは作家を志して圭二さんと出会い、結婚した昨春に創作を始めた。炎の上で材料を混ぜ、マーブル模様や色の深みを作る。

 圭二さんの創作手法はコールドワーク、香さんのはホットワークと呼ばれる。「表現したいことを形にするため、扱いづらい素材のガラスを使う」(圭二さん)、「ガラスに触れること自体が楽しい」(香さん)と、向き合い方も対照的な二人だが、互いの姿勢や作風から刺激を受け合い、表現が豊かになっているという。15日まで。火曜休館。入場無料。
京都新聞


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