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江若鉄道、懐かしく マキノ資料館で企画展
2012年6月16日
 滋賀県高島市のマキノ資料館は16日から、企画展「思い出の江若(こうじゃく)鉄道」を開く。1969(昭和44)年の廃線まで、近江今津−浜大津を結んだ江若鉄道。市民が保管していた写真や観光パンフレット、制帽など約30点のお宝が並ぶ。

 江若鉄道は三井寺−叡山で21(大正10)年に営業を始めた。31(昭和6)年に近江今津まで延び、湖西住民の主要な交通手段として愛された。2006年に高島市教委と大津市歴史博物館、京都新聞社が「ありし日の江若鉄道」展を両市で開いたのを機に、市民から、ゆかりの品や写真の寄託・提供が相次ぎ、今回の展示を企画した。

 開通や廃線の記念に撮られた写真が多い。開通祝賀式でにぎわう近江今津駅近くの「辻川区」の様子、広告看板やポスターが興味深い廃線前の安曇川駅などが記録されている。

 江若鉄道で使われていた制帽や腕章、手旗、観光パンフレットの現物も並ぶ。現存する旧近江今津駅舎の柱として転用されたレールの拓本もあり、刻印から19世紀のアメリカ、イギリス製と分かる。7月29日まで。入場無料。月・火曜、祝日が休館。
京都新聞


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